現在まで継続している行為の英語表現
現在完了形have+過去分詞には、「〜したことがある」という経験の用法があります。
今回は、他の用法「これまでずっと〜している。」という現在までの継続している行為や、「すでに〜した」という完了の使い方を解いてみましょう!
- 私はアメリカに25年住んでいます。
- 雨が昨日からずっとふっています。
- もう宿題を済ませました。
(1)私はアメリカに25年住んでいます。
I've lived in the U.S for 25 years.
ここでもhave+過去分詞の定義にあてはめると、have+lived(住む=liveの過去分詞・ちなみに過去形もlived)です。
他の言い方でlivedではなくhave been in the U.Sと言っても通じます。
beには「〜の場所にある、いる、滞在する、行く」などの意味もあるので、そのつど覚えていけばいいです。
ここでの意味は「過去に始まり、現在まで継続している行為・出来事」です。
(2)雨が昨日からずっとふっています。
It has been raining from yesterday.
ここでは通常の文だとIt is raining.=雨が降っています。
この文にhave+過去分詞を当てはめると、Itは三人称単数なのでhaveがhasになり、isのbe動詞をisの過去分詞はないので、beの過去分詞はbeenでrainingをつけ、昨日から=from yesterdayとすれば完成です。
今や人気TVシリーズもDVDレンタルされてずっと朝まで見てる人もいるのではないですか?
そんな時に、「昨日からずっと「24」のDVDを見ている。と言いたいときは・・
I've been watching the 24 on DVD from yesterday.
ずっと〜していたの文にはI've been singing for more than 2hours.=二時間以上(for more than 2hours)歌いつづけている。
のようにI've been -ingの表現もよく使われるので覚えましょう。
on DVDは「DVDで」on TV「TVで」On the phone「電話で」のように、「〜の上」の他に、手段・方法・道具=〜で、などの言い方のときに使えるのでこれも覚えておきましょう!
(3)もう宿題を済ませました。
I've already done my homework.
この普通の文「宿題をします。」=I do my homework.です。
これを「もうすでに宿題を終えてしまった」と完了形にするには、haveはIが主語なのでそのまま。
次のdo my homeworkを過去完了の過去分詞にするには、doを過去分詞のdone(ちなみに過去形はdid)に替えればO.Kです。
alreadyは「もうすでに」完了を表すときにでてきます。
他の用法で「彼は一人で行ってしまった。」のように、結果を表すときにもこの現在完了形を使います。
He's(has )gone alone/by himself.
普通の文ではHe goes alone/by himself.ですがhave+過去分詞に当てはめると、三人称単数なのでhasになりgoesをgone(goの過去分詞、ちなみに過去形はwent)にし、「一人で」はaloneやby himselfと表現できます。
もう少し現在完了形に慣れましょう。
「この辺は少しも変っていないなあ。」=Around this area hasn't(has not)changed a bit.
ここでは 「この辺は」=Around this areaで表現できます。
「変わってないなあ」=昔と比べてという時に、主語はitでも置き換えられるのでhasになり、変ってないという否定形になるので、hasn't+変る(change)の過去分詞changedにする。
(ちなみに過去形もchanged)
さいごの「ちっとも」はa bitを語尾につければ完成!
「Kenは先週からずっと具合が悪いです。」=Ken has been sick since last week.
ここでは「ずっと〜です」と言う継続の意味ですが、先ほどのhave/has+been+-ingにするには、He has been feeling sickと表現も可能です。
このsinceを使って「〜以来」という意味で使われます。
このように現在完了の使い方はさまざまで、用法もこれは日常の英会話テキスト本などで慣れていくしかありません。
ただここでは大事な土台となる用法を習っているので、応用は色んな本や映画などを見ながら一つずつ覚えていきましょう!